おでかけ記録

鹿児島おでかけ記録

沈壽官窯

日置氏東市来町美山で沈壽官窯を見てきました。 

沈壽官窯 || Chin Jukan

 

 

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正面入り口です。

ランチのあとに細い裏道を通ってきたため、駐車場や工房のある裏手側から入りまして、ここを通ったのは最後だったんですが正面入り口なので一応最初に。

 

薩摩焼を代表するこの窯元では、工房で作業をする様子や薩摩焼、展示販売、沈壽官の歴史の分かる史料館、日本庭園の中庭などを見て回ることができます。

見学できる工房系を見る度に、見物されながら作業する技術職ほんと大変だなって思います。

私なんて人に見られていると何でもない普通の字を書くようなことも緊張してしまうのに、窓の外から観光客にじろじろ見られながら繊細な作業を…そこまで含めてのお仕事とはいえ、精神力すごい。

 

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失敗作と思われるたくさんの焼き物の残骸たちとモアイ感のある像。お供え物っぽいのがありますが、お地蔵さんとか犬とか狐とかに近い何かなんでしょうか。

 

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登り窯も間近で見ることができます。今はもう使っていない展示用?

沈壽官は朝鮮出兵の際に豊臣秀吉が日本に連れて帰ってきた技術職の人たちがルーツで、その後、幕末明治期の薩摩焼の普及発展に貢献して今に続く窯元です。

最近は国際情勢が複雑ですが、技術や芸術はできるだけ未来に受け継がれていくと良いなあと思います